構造関連記事一覧

免震構造って?免震構造とは、建物を支える土台の部分に、免震アイソレーターという材料が使われていて、地震の時に大地が揺れても、その振動が建物に直接伝わらないようにする仕組みのことをいいます。免震アイソレーターとは、例えばゴムの素材で出来ていて、地震の時にはこの部分が可動して振動を吸収します。東日本大震災以来、マンションを購入する人の大きな関心事に、「地震の時に安全だろうか?」という事があります。地震...

RC・SRCってなに?マンションのパンフレットや物件情報を見ると、よく『構造形式:RC』や『構造形式:SRC』というふうに書いてありますよね。今回はその意味と共通点や違いについて書きます。RC:鉄筋コンクリート造コンクリート製の柱や梁の内部に、鉄筋と呼ばれる直径1〜2p程度の鉄の棒が組み込まれている構造形式です。鉄筋には、主筋・あばら筋などと呼ばれる種類があり、コンクリートの内部で骨組みを形成する...

新耐震ってなに?建物を建てるときに守らなければならない法律として「建築基準法」という法律があります。建築基準法では、建物の安全性等に関する様々な最低基準が定められていますが、その中に構造に関する基準があります。1978年に起きた宮城県沖地震を機に、1981年(昭和56年)に耐震基準が強化されました。おおまかに言うと、震度6強〜7の地震が起きたときにも「建物が倒壊しない」という事を目標に構造設計をす...

急に注目された言葉「コア抜き」。2014年3月にある一流デベロッパー・一流ゼネコンが高級分譲マンションの建設現場で問題を起こしたことがニュースになりました。梁という、構造上大事な部分に、構造設計者の許可なくして「コア抜き」をしてしまったことによって、建物が構造的に安全とは言えなくなってしまったという問題です。その際にニュースでよく流れていた言葉が、「コア抜き」「スリーブ」という単語です。建築に関わ...